クリーンピア共立では、ごみ焼却処理施設から発生する焼却灰(主灰・飛灰)の放射性物質の濃度を測定いたしました。測定結果は下表のとおりです。

1.測定対象及び結果

  • 測定対象
    東根市外二市一町共立衛生処理組合 ごみ焼却処理施設(主灰及び飛灰)
  • 測定機関
    エヌエス環境株式会社
  • 測定機器
    キャンベラ社製ゲルマニウム半導体検出器 GC2018 EG&G ORTEC社製 
    ゲルマニウム半導体検出器 GEM-50195-P
  • 測定方法
    ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリー
    (「廃棄物関係ガイドライン 第五部 放射能濃度等測定ガイドライン(平成23年12月 第一版環境省)」に準拠)

平成27年度測定結果

(単位:ベクレル/キログラム)

試料採取日 試料名 セシウム134 セシウム137 セシウム合計
H27.4.30 主灰(燃え殻) 不検出 56 56
飛灰(ばいじん) 100 420 520
H27.7.9 主灰(燃え殻) 12 56 68
飛灰(ばいじん) 110 460 570
H27.10.8 主灰(燃え殻) 19 68 87
飛灰(ばいじん) 70 300 370
H28.1.14 主灰(燃え殻) 不検出 不検出 不検出
飛灰(ばいじん) 13 88 101

基準値:すべての測定について8,000以下

2.焼却灰の取扱いについて

 測定の結果、環境省が示した埋立できる基準(8,000ベクレル/キログラム)を下回っていることから、焼却灰については、組合の下釜最終処分場に埋め立て処分します。

【注記】

  • 主灰とは、焼却した際に、火格子上に堆積した灰のことです
  • 飛灰とは、焼却した際に発生する灰のうち、ろ過式集塵装置で集められたばいじんの総称のことです
  • ベクレルとは、放射性物質が放射線をだす能力を表す単位です
  • 不検出とは、測定できる最低限の値(検出下限値)未満であることを表します